9/05/2012

つるぎ

ルカ19:27   ミナ(金貨)のたとえ

「さて私が彼等の王に成ることを求めなかった私の敵に関しては、彼等を私の前に引き立て私の前で彼等を殺しなさい。」

人がこれを自分が他者に対してするべきこととして聞いたなら、次のようになってしまいます。

ルカ22:49
「何が起こっているか気付いた弟子達が『主よ、わたし達の剣を使いましょうか?』とイエスに訊ね、その中の一人が司祭の僕に切り付け、彼の右耳を切り落とした。」


しかし実際のイエスの行動は下記の通りです。

「しかしイエスは「もう止めよ!」と言い、その人の耳に触れて彼を癒やした。」
 

 
人が私を誤解した?私が人の言葉を上手く話せなかった? そうあなたは言うのですか?
それらは全く同じことを言い表しています。


ルカ 22:36
イエスは言った。「しかし今、財布や袋を持っている者はそれれらを持って行け。 そして剣を持っていない者は自分の上着を売ってそれを買え。 何故なら『彼は犯罪者の運命を分ち合った』と聖書に書かれていることが私の上に起こらなければならない、何故なら私に関して書かれていることが真実に成るのだから。」

弟子達は「主よ見てください、ここに二振りの剣があります。」と言い。
「それで十分だ。」と彼は答えて言った。

 
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剣(つるぎ)はあなただ。
剣は光り輝き、音を放ち、暗闇/無知を切り裂く

剣は他者に切り付けるためにあるのでは無い。

剣は、その光りによって無知を照らし出し、その音によって押し殺された沈黙を破り、その切っ先によって欺きを切り裂く。
 

人が神を否定し始めてから、人は自分の内側と外側を反転してしまった。

自分の外側に世界の原因が存在しており、自分の外側に見えていることが自分の内側に対して行われているように感じ始めてしまった。
故に人は世界のそして時間の被害者に成ってしまった。
 
 
「さて私が彼等の王に成ることを求めなかった私の敵に関しては、彼等を私の前に引き立て私の前で彼等を殺しなさい。」
神の意識が自分を司ることを求めなかった私の意識は(あなたの意識は)、全て捨ててしまいなさい。

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