3/22/2014

今日は天気が良いね

あなたが高校時代を過ごした町に帰って来たね

内海が見える、高校時代には滅多に眺める事のなかった海が

その頃には見る事の無かった黄金の光に包まれている

それはあなたが生まれた国からは遠くはなれた海なのだけれど

丘の上からフェリーが見える
でもまぶしくて見つめては居られない

光が刻々と動いていく
黄金の光り
留めおくことの出来ない閃光

それがあなたなのだ

3/21/2014

修復

ある日、父が事故で病院に運ばれました。
病院に行くと父がベッドに意識不明で寝ていました。 
父のベッドの脇には母が放心した顔で泣いて座っていました
怪我で運び込まれた病院で3時間ほど待たされたけれど、レントゲンを撮って診察された結果「この病院では対処出来ないから、より大きい病院に行って下さい」と言われて救急車に乗ってこの病院に来たけれど、またレントゲンを撮り先生の診察を受け、それからまた一時間程カーテンで区切られたこの大部屋で{先生の指示を}待っているそうです。
この部屋は地下で窓がなく、照明がものすげー眩しい感じです。
一つ一つカーテンで仕切られているけれど、ベッドが八つ入る大きさです。

隣には奥さんに付き添われた南米人の男性が寝ています。
向かいには若い男性が居るようなのですが、酔っているようで大きな声で騒いでいます。
「俺はただバーで飲んでいただけだ、そしたらいきなり警察を呼ばれて殴られたんだ。誰が縛られている俺の手足を今すぐ解いてくれ。 俺は手を縛られるのは耐えられないんだ。俺はただマリファナを吸ってただけだ。それは別に違法ではないんだ。誰か、手だけでいいから解いてくれ。俺は縛られるのは嫌だ。」
あまりに長く叫び続けるのでたまりかねたのか隣の南米男性が「シャラップ!」と言いました。
すると若い男は「テメエ、上等だ、掛かってこい」と益々叫び続けます。
{ああ、難儀だ!! 神様どうしたら良いですか。}
父が咽て咳き込みました。 すると若い男性は自分が挑発されたと勘違いして、「何だテメイもやるのか。オラ!」と言葉ですごんで来ます。
{ああ、嫌だな。 相手を憎んじゃいそう。 神様助けて。 出来るだけ、あれこれ考えない良いうにしよう。}
その内若い男は勢いを付けて拘束されている椅子ごと動き出して、大部屋の中から出て行き始めたところで捕まっちゃったようです。 (カーテン越しなので、実際には見ていませんが、聞える音からそう推察しました。)

その内に看護婦さん達が来て「これからMRIを撮りに行きましょう」と言われました。 
そして看護婦さんがカーテンを開けると、向かいの若い患者さん(今まで暴れてた人です)と目が合いました。 ドレッド頭のやたらとガタイの良い青年です。
【お前、いい加減にしろ。こっちは大変なんだぞ。】と言いたかったけど黙っていました。 {一応睨んどいたけど。} 

父はベッドと共にMRI室に運ばれて、意識があるんだか無いんだかわからないけど、ある程度受け答えはしつつ(しかし移動はかなり痛そうでした)、MRIの撮影を終えるとまた大部屋に戻ってきました。 {あれ! ドレッドの兄ちゃん居ないな、誰かやっと気を利かせて別室に移してくれたのかしら。} 

暫くすると二人のドクターがやって来て、
「肩甲骨がバラバラに割れて、鎖骨が二つに割れて、それから肋骨が割れて肺を突き破っており、肺がつぶれているので今から胸にチューブを挿入して、肺を膨らませると同時に肺に溜まった体液を吸い出します。 今夜は大変混雑しているので、この手術は今この待機室内で行ないます。」と言いました。
女性のドクターが指示を出して、男性ドクターがその指示に従って手術を進めて行きます。
左乳首の少し下をメスで切り裂いて出来た隙間から透明のチューブを差し込み、それを肋骨の間に通そうとしています。 しかし肋骨の隙間に対してドクターの指が大き過ぎるようで、なかなかチューブが上手く入って行きません。
ドクターがチューブを押し込もうとする度に父が呻き、父の足を押さえていた母が小さく「痛い痛い」と叫びます。 私は父の頭を押さえながら「胸を切り裂かれて、まるでキリストのようだな」と思いました。「そうだ、もう一回祈ろう。」

かなり時間が掛かりましたが、なんとかチューブが入りました。
しかし余りに手際が悪いので「あなた、この手術をするのは始めてですね?」と私はドクターに尋ねました。 彼の返事は「ハイそうです。」 
{実験台かよ! 馴れてる方の先生がやってくれたらよかったのに。と私は思いました}

チューブが上手く肺の中に納まっているか確認する為に、またレントゲンを撮る必要が出ました。 {また、親父の体を動かすのかぁー! ハァ!!}
レントゲンを撮り終わると、一人の看護婦さんがやって来て「患者室が開いたので、お父さんを上に移しまよう。」と言いました。 ベッドごと父を運んでくれる男性がやって来て、地下一階から八階まで移動しました。 
八階の病棟に入ろうとしたところ、先ほどの二人組みのドクターがやって来て「先ほどのレントゲンを調べた所、チューブが上手く挿入されていないことが解ったので、やり直します。」と言いました。
「今度はあなたが手術をしてくださるのでしょうね?」と私が女性のドクターに尋ねたところ、「ハイ、私がします」と仰るので、
母には別の部屋で待ってもらって、新しい患者室の中でもう一度チューブを挿入し直してもらいました。 女性のドクターはとても手際良くて手術は10分も掛かりませんでした。
その時点でもう夜の3時頃なので、私と母はそれぞれ椅子の上で眠りました。

+++++

この話から6ヶ月経った現在、父は週に数回スキーに行ってますね、一人で車を運転して。

お腹が一杯になったら昼寝した(時の夢)


何か、マレーシアの{マレーシアのような清潔な}ショッピングモールみたいな所で十人位がバラバラに寝泊りしてるのね。

奥の方にトイレとそして一定時間使える共同浴槽があって、

「そこで寝泊りしても良いという」一定の同意が、モールで商業をしている人達との間にあるらしいんだ。

 

硬い石のフロアーに衣服なんかを敷いて寝るんだけど、ベッドよりは寝にくいね。

仰向けだと寝れなくて、寝る姿勢を工夫して、体をくの字にしたりとか、肩を使ってうつぶせに寝たりとか。 でも、こういう所で寝泊りすると独特な感覚だよねー。

「あれ、知り合いのネーチャンが来たね。 あ、この人が姉で、俺は弟なんだ。 それから兄ちゃんもいるんだね。」

兄ちゃんは会社勤めなんだ。ここへは付き合いで来てるのかな? ネーチャンは随分と顔が広そうだね。

「いっそのことこの子は兄ちゃんの養子にしちゃったら」とか話してるけど{何とかしようとか思ってるんだコイツ}。

そう言ってるコイツは誰なの?  そう話している時点でもう俺は「この子」じゃないよね。

 

++++

色んな世界(マインド状態)が一度に起こっているんだけど。

一瞬の内に終わるものもあれば、かなり継続して行くものもあって、

強く広く共有されているものは、例えばGeneration と呼ばれています。

 

++

浮浪者の子供に成ったり、

それに意見していたり、

もう、なんやねん!!

わけわからん夢を見せてもらっても、困るわ。 

 

 

3/20/2014

お昼



今日は近所にある Savour というレストランでお昼を食べました。
お店の前に12時頃行くと、中は結構込んでます。
「どうしようかなぁー。 ここのサンドイッチ美味しいけど、混んでる中で食事するのは苦手だし。」
一旦やめようと思ったけど、看板には「Going out of Business」と書いてあります。 「そうかぁー、もう営業止めるのかぁー、残念だな。 じゃ入ろう。」
{シアトルの名物カフェだった B & O (長いことブロードウエーに在ったけど、ここ数年はBallardで営業してました)も先月止めちゃったんで寂しく成るなぁー。}
小さなテーブルにつくと、隣には車椅子の叔父さんがいました。 
お互いに軽く会釈をします。
「あれ、この人。 解る。 この人が何を考えているか解る。 そしてこの人も私が何を考えて感じているか解っている。 この人と私は何かを共有していて、同じ(同一)なんだ。」
「この人は私を知っているんだ。」
そういう時って、つい相手を見ちゃうね。
でも口では喋れないわ。


食事が終って、最後にもう一度会釈してからレストランを後にしました。

2/08/2014

白いウサギ

うすぐもりの坂道を下っていると、一房の麦が生えていました。

それを手に取って歩き出した途端、後ろからウサギが麦に飛び付いて来ました。

私がそのウサギを抱きしめるや否や、私の体は上に向かって引き上げられ始めました。

風に吹かれるようにして、私とそして持ち重りのする大きなウサギは、瞬く間に上空に浮き上がって行きます。

どのような努力とも無関係に、私達は空に上って行きます。まるで天神のように。

しかしウサギが暴れ出しました。 麦を食べ切ってしまったのかもしれません。

落とさないようギュッとウサギを抱きしめようとするのですが、後ろ足で一蹴りすると、ウサギは私の手の中から飛び出てしまいました。

ウサギはドンドン落下して、見る間に小さくなり、そして地面に叩き付けられました。

でもまだ生きているようです。

 
私はどうしたら良いのでしょう?
とりあえず地面に戻りましょうか。 でもどうやって?

 
暫く風に流されていると、背の高い二階建ての家が見えてきました。

その家の屋根の上に降りましょう。

屋根の上に足を下ろして、一安心です。

でも屋根から地面に下りる方法がありません。

これではまるで切り立った崖の上に居るようです。

あ、でも光り取りの窓があります。 ここから家の中を覗いて見ましょう。

光り取りの窓を叩いて「空から降りて来たんです。助けて下さい。」と言いました。

その家のお母さんと子供達が窓の下に来てくれました。

それからその家のお父さんが高い脚立を持ってきて、窓の下に置き、それを上って、窓を開けてくれました。

慎重に窓を通って、ユックリと脚立を下って、暖かい部屋の中に迎え入れられました。

私は恥かしくて、サヨナラを言って直ぐその家を出ました。

しかし私は靴を履いていません。

困っていると、庭先に運動靴が落ちていました。以前私が履いていた靴と良く似ているけれど、靴底の色が少し違います。

「これが私の靴です」と言って土の上からそれを拾い上げて履き、私はまた歩き始めました。

 

 

2/06/2014

映画ゼログラビティー = 出産論 

映画ゼログラビティー = 出産論 

完全ネタバレ注意

 
去年東京でゼログラビティーという映画を見ました。この映画は出産のメタファーとして見ることも出来ますね。
 
ロシアが自国の軍事衛星を爆破処理しようとしたところ、多大なデブリ(破裂物)が地球の衛星軌道上にあったスペースシャトルを襲います。
乗組員の内サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニだけが助かり、彼等が乗っていたスペースシャトルはバラバラに成ってしまいます。
宇宙服を着たまま運よく助かった二人は、ジェット噴射を使って近くにあるソビエトの宇宙ステーションまで避難を試みます。

宇宙遊泳中に地球を眺めながら「そんなに難しいことが出来るのかしら」とサンドラ、
「待っていてくれる人があなたにもいるのだから、絶対生きて地球に帰らなくてはダメだよ」とジョージ(映画内の登場人物名はマット)が言うと、サンドラ(ライアン)は娘のサラが幼い頃に事故であっさり亡くなってしまっていること{だから地球で自分を待っている人はいないこと}をジョージに告げます。
サンドラ「でも私シミュレーションでもランディング(軟着陸)まで行けた試しがないの。」
ジョージ「大丈夫だよ。殆ど全て自動操縦に成っているから、地球に舵を向ければ良いだけさ。」

 ここではサンドラ・ブロックが卵子でジョージ・クルーニが精子です。 と同時に彼は(宇宙船のことはあまり良く知らない)サンドラを救い出すキリストでもあります。
卵子と精子が結合して一つに成り移動を始めます。

 宇宙ステーションまではなんとか到達出来たのですが、こちらもデブリ(爆発破損物)の被害を受けてしまっていてパラシュートも既に開いていて、これでは地球に戻れません。
だからこの宇宙ステーションの脱出ポッドを使って、もう少し遠くにある中国のステーションまで移動して、そこに在る脱出ポッドを使うことにします。
船のコード(臍の緒)を切り離して、地球に向かって脱出するのですが、
途中でジョージ・クルーニーはサンドラを救う為に自らを犠牲にして宇宙の彼方に消えて行ってしまいます。(あたかも受精を終えた精子が遺伝子を受け渡して消えてしまうように。)

無事ロシアのステーション内に入れたサンドラは宇宙服を一旦脱ぎ捨てて胎児のカッコを見せて休んでいたのですが、船内が引火してしまい、産道を通るようにして狭い機内を通り抜け、ポッドで脱出します。

 そして無事中国の宇宙ステーションに到達するのですが、宇宙船の燃料(っていうかポッドの燃料?)が切れていることを発見してサンドラ・ブロックは諦めてしまいます。
交信機で地上のミッション・コントロールを呼び出そうとしても上手く行きません。
偶然北極のイヌイット(彼の名前はアンディガン?)とは交信が出来るのですが、余り話が通じません。
でもアンディガンに赤ちゃんと犬の鳴き声を聞かせてもらって彼女は涙を流します。 「アンディガン、私はここに一人取り残されてしまって、もう帰れないかもしれない、私の為に祈って頂戴。」

{映画を見ている私も流しました。これを書きながらまた泣いてるよ。}


そしてもう自分には何も出来ることが残されていないと思い、彼女は神に祈りを捧げてから生命維持装置のスイッチを切って目をつぶります。

 すると突然ジョージが外から宇宙船の中に入って来て、「軟着陸時の逆噴射用燃料を使って宇宙船を動かすことが出来る」とサンドラに伝えてくれます。「良かった、ジョージが帰ってきてくれた。」  {ここでジョージはサンドラの祈りに応える聖霊です。}

しかし夢が醒めて次の瞬間、サンドラは自分が宇宙船内で一人凍えていることを見つけます。 
「そうだ!軟着陸用のサブ燃料があったんだ!! {だから絶対帰れる。}」 

 そして地球に降り立ったサンドラが{まるで生まれたての赤ん坊のように}海の浅瀬の中からハイハイして出てくるのです。

 スリムなサンドラさんとってもカッコいいです。

でも本当の宇宙飛行士さんは宇宙服の下にオシメをしているそうです。 だって一旦外に出たらトイレには行けないんだもん。
しかし万一サンドラさんがオシメをしてる必要があったとしても、それはそれで良いのです、
だって!新生児だもん。

 {筋書きの記憶が少し曖昧なので、少し調べてから後日書き足すかもしれません。 }



8/10/2013

稲妻


 稲妻

 

あなたは「自分は間違えてしまったかもしれない」と思うことが嫌いだから、だからあなたは私の言葉を公表したがらない

 

だから私は辛抱強く待っていた

しかし私は待ちきれない

だからあなたの隙をついて、私は現れる

夜空の稲妻のように

 

あなたはまだ迷っている、先ほど稲妻を見たのに

 

あなたは何を怖れているのか

あなたはそれが解らない

 

あなたが私の声を聞いていることが祝福で

それ以外のことが祝福であることは在り得ない

 

どれだけ素晴らしいギフトを自分が受け取ったと思ったとしても

「私の声がギフトであって、私の声がギフトを与えている」とあなたが気付かない限り

あなたは奇跡を認識しない