あまり取り上げられてこなかったこと、あなたが自分で取り上げることを躊躇して来たことに関して説明しましょう。
次の部分をもう一度読んでください。
Ch28-03
“体の中のマインドは、分離したマインドを持った無数の他者が存在している世界は、あなた達の「創造」なのです。
{あなた達が作っている世界観の中では}「他のマインド」というあなたが「あなた自身とは異なった結果」を作っているのです。
そしてそれら(世界の中に居る分離したマインド達)の父として、あなたはそれら{分離した体の中のマインド}と同じで在ることに成ってしまうのです。
ここで起こっているのは「あなたがあなた自身を眠らせ、あなたがあなた自身に対して異邦人(エイリアン)であるという夢を夢見ており、あなたが他者の夢の一部に成っていること」だけなのです。
奇跡があなたを目覚めさせるのではなく、奇跡は「誰が夢見ている人なのか」あなたに示すだけなのです。
あなたがまだ眠っている時点で、奇跡は夢の中に選択が存在していること(異なる夢を選択することが可能であること)を教えるだけなのです。
あなたは癒やしの夢を望んでいるでしょうか? それとも死の夢を望んでいるのでしょうか?
夢もまた記憶のように働くもので、夢は「あなたの希望をあなたに示している絵」なのです。
それ(あなたの希望を示している夢)はドアが開いている空の倉庫で、あなたの全ての記憶と夢がそこに保持されているのです。
もしあなたが「夢見ている人」だったなら{そう認めることが出来たなら}、少なくとも下記のことが知覚されるのです。
「あなたが夢を発生させており、あなたは他の夢を受け入れることも可能である。」
しかし夢の内容にこの変化が起こる為には{あなたの夢がハッピードリームに成る為には}、「あなたが嫌っているこの夢をあなたが見ているのだということ」が認識されなくてはならないのです。
これ(夢)はあなたが起こした効果/結果なのです。
しかし、あなたはこの効果/結果の原因には「成らない、成ろうとしない」のです。“
///////
では、世界は夢で、世界はエゴが作ったもので、あなたは世界を捨てるのでしょうか?
同じセクション内の下記の言葉を読んでください。
“世界はニュートラル(中立)で、「分離したものとして動き回っているようにまだ見えている体達」を怖れる必要はないのです。”
“この世界は奇跡に満ち溢れています。 「罪と罪悪から来ている痛みと苦しみの夢」の隣には輝ける奇跡が静かに立っているのです。”
つまりここではエゴが作ったものが世界であると言ってはいません。
そして、
“奇跡とは夢のアルタナティブ(夢の中に現れている選択肢)で、夢を作り出している働きを否定せずに、自分が夢見ている人であることを認める選択なのです。
奇跡とは(病の結果を病の原因の下に戻すことから来る)喜ばしい効果/結果なのです。
「これは私に対して行われていることではなく、私がこれを{自分に対して}行っているのだ」とマインドが認めているので、体が解放されるのです。“
つまり「自分がこれ(分離の夢を作り保つこと)をしているのだ」とあなたのマインドが認識した時、あなたの体が解放され、限定された体からあなたが解き放たれて、あなたはもう縛られていないのです。
するとあなたはもう自由なので「夢の登場人物」には左右されなくなり、「夢の対称性/相関性」を理解することが出来るのです。
あなたの兄弟姉妹を見て「彼は夢の登場人物に過ぎない」と考えることは正しくありません。
しかしあなたは兄弟姉妹(他者)を見た時にまだ夢の中で彼等を見ているのです。
確かにそこには兄弟姉妹が本当に居るのですが、あなたと兄弟姉妹はひとつであって、切り分けられたアイデンティティ(体)は持っていないのです。 自分達は同じひとつの存在であると認識する為にあなたは兄弟姉妹と出会うのです。 しかしあなた達は合一を避けようとしてしまう。
まずあなたは兄弟姉妹(神の子供)を覚えていない。だからあなたにとって彼等は身体として見える。